名刺ラボについて

記憶に残りすぎる名刺、作ってます

縦長名刺
雑誌風名刺
ドア風

名刺ラボへのご訪問、ありがとうございます!
名刺ラボの中村美里と申します。

今、あなたはどんな名刺をお使いでしょうか?
名刺にはビジネスにおける第一印象を左右する力があります。
「たかが名刺」と思わず、本ページのメッセージと、
掲載している名刺デザインにぜひ目を通して頂けると嬉しいです!

誰にも刺さらなかった名刺

私が名刺の重要性を初めて実感したのは、大学生時代のことでした。
山梨で祖父の代からの会社を経営していた父が
就職活動中だった私を、勉強を兼ねて経営者交流会に連れて行ってくれることになりました。

面接等ではないので、せっかく社会人と会うのなら
名刺があったらいいかなぁと軽い気持ちで名刺を用意することに。
大学では芸術学部でデザインを専攻していたので
自分で名刺をデザインすることにしました。

初めて作った名刺はTHEデザイナーという感じで
文字小さく、かっこよく、シンプルに作ったように記憶しています。
自分の中では「デザイナーっぽい!かっこよくできた!!」と大満足。ウキウキで名刺を持って交流会に臨みました。

…お察し頂いた方もいるかもしれませんが結果は惨敗。

さらっと見て「かっこいいねー、でもちょっと文字小さいかな?」と

お世辞とともに、
相手が本当に見づらそうに名刺を目に近づけたり遠ざけたりする姿を見て
「やっちまった…」と思ったのでした。

名刺実験スタート

当時大学生だった私には、自分が作ったデザインに対する
先生や友だち以外からのリアルな反応を目の当たりにしたことは
本当に大きな出来事でした。

そこから、名刺のデザインの本を買ってみたり
奇抜な名刺を作ってみたり
色々と試す名刺実験がスタートしました。

(大学生ではあまり名刺交換の機会がなかったので名刺制作頻度はまだ少なかったですが)

自分の短所を補う名刺

私は20代の頃は特に「うちの孫に似ている」「友だちに似ている」といったことを
よく色々な人から言われていました。
よく言えば、親近感の湧く見た目。
悪く言えば印象に残りづらい見た目だと自分で思っています。笑

さらに、当時はめちゃくちゃ人見知りで人との距離を縮めることが苦手でした。
(今は初対面でもほぼ緊張しないですが)

なので、当時の名刺のテーマは

「人見知りでも名刺をキッカケに話せること」
「覚えてもらえること」

その2つをテーマに色々と名刺を作りました。

就職活動中に使っていた名刺(イメージ)
旧姓が「山本」だったため名前も合わせてほぼほぼ漢字が左右対称でした。名刺の半分を反射するシルバーの紙にして、白い方だけに名前の縦半分を印字。シルバーの紙のほうを半分立ち上げると名前が映って読めるようになるという名刺を作りました。今考えれば、「ただ名前が左右対称」というだけで何も自分に関連性のない名刺ですが、とても面白がってもらえて嬉しかったとともに「名刺で会話が広がるんだ」と強く感じた記憶があります。

制作会社に就職した時の名刺(イメージ)
入社後しばらく名刺が支給されなかったことがあったのですが、人と会う機会が多い会社だったため勝手に自分で自分の名刺を作りました。会社公式の名刺は黒い紙にシルバーの文字だったため、それを真似して白い紙を自分でマッキーで塗りつぶし、シルバーのペンで名前を手書き。めちゃくちゃダサかったですが「その会社の新入り」感が一瞬で伝わったためすぐに名前を覚えてもらえる名刺でした。

こういった、情報量たっぷりの名刺も作っていた時期もあります

名刺、ヤバい

上記のような、あまり人が持っていない名刺を渡すことで
ものすごく人との会話が楽になりました。
さらに、顔と名前を覚えてもらえることが増えたのを実感しました。

「珍しい名刺」というだけでも会話は広がるのですが
さらにその名刺のデザインにストーリーや理由があると効果は倍増。

デザイナーになっていましたが、
webサイトの編集部として取材に行ったり
アシスタントとして撮影をしたり
商品企画として打ち合わせに行ったりする機会も多かったので、
人見知りだった私はどれだけ名刺に助けてもらったかわかりません。
※会社支給の名刺でもちょっとアレンジしたりしてました。そんな訳で、名刺が好きすぎるデザイナーとして
独立してからも「集客名刺」の商標を取得したり
自分の名刺も定期的にデザインを変えてみたり、
色々な方の名刺を作らせて頂いたりしています。

もちろん、一般的なタイプの名刺もご希望があれば作りますが
私の持ち味は「やりすぎぐらい癖強い名刺」なので
そういったご希望をよく頂いています。

ノートパソコン型名刺
封筒名刺
立て看板風

名刺ラボをつくったキッカケ

色々な方の名刺に関わらせて頂きたいと思う反面、
弊社はホームページ制作やカタログ・パンフレット制作のご依頼の割合が多く
名刺制作をお請けできる件数には限りがあります。
(名刺は決まった形式ではなく、じっくり企画から作成するため)

ですが、いろいろな種類の名刺を作ってきた中で
「前に中村さんが作ってたあの名刺のような名刺がほしい」
といったご相談を頂くことが増えてきました。

だったら、フルオーダーメイドでなくても
ネット上で選んで想像して頂くことができたらいいんじゃないか?と
思ったことが名刺ラボ立ち上げのキッカケです。

まだまだ種類は多く掲載できてはいませんが
「名刺ラボを覗けば面白い名刺と出会える」
「名刺ラボがキッカケで名刺を変えたくなった」
等、感じて頂ければ嬉しいなと思っております。

少しずつ、色々な名刺を掲載していきます。
その中で選んで頂くもよし
どれかをベースにアレンジするでもよし、
フルオーダーメイドをご相談頂くでもよし、

みなさまのお仕事で、人との出会いである「名刺交換」がより楽しく
より実りのある時間になることを願っています。